2014年4月7日月曜日

西野 努コラム「目標達成シート」

[2012年8月号 FORCEより]

この6月より、小学3年生以上には“目標達成シート”、小学2年生以下には“がんばりましたシート”を配布し、スクールとして活用を始めました。今まで、年に2回、評価シートというものを作成し、配布してきましたが、この内容を一部見直すことと、個々の進歩や成長を個々に評価することが目的となります。

イチロー選手や石川遼選手の小学校卒業時の作文は有名ですが(まだ読んだことがない方は是非一度読んでみてください)、やはり、目標を設定してそこへ向かって日々何かを積み重ねていくことは、サッカーだけでなく、人生の中でも重要であり、だれもが死ぬまで実践していくプロセスだと思います。“サッカー選手になりたい”とサッカースクールに通う子どもたちは口をそろえて言いますが、「どんなサッカー選手になりたいのか?」「何歳でプロデビューしたい?」「そのためには、小学校卒業するころ、中学校を卒業するころにはどんな風になっていたい?」というように、近い将来へブレイクダウンしていくことが次のステップとしては重要になります。
目標達成シートは、そのような作業をしてもらい、夢の実現へ一歩でも近づいてもらいたいという願いが込められています。
夢と目標の違いは、期日を入れることです。

今年の3月に実施したスクール生対象の卒業イベントでは、ZYGシートというものを配布し、後日提出してもらいました。これは、義務ではなく任意ですので、約10名がZYGシートに将来の夢(目標)と中学・高校の3年間ですべきこと、達成すべきことを書き込んでくれました。このシートを配布する前から、自分でノートに細かく目標設定をしているスクール生もいて、そのコピーを提出してくれました。それらのシートをみているだけでも、わくわくしてきますし、ますます応援しようと思います。
彼らには、中学卒業時にこのシートを送付し、また、その時点で目標やそこまでのプロセスを書き直してもらい、夢に一歩でも近づいてもらいたいと思っています。

子どもがまだ夢や目標を書くことが出来ないという心配もあるかもしれません。
当然、すべてのこどもが大きな夢を持っているわけではないと思います。まだ、わからないということも当然だし、普通だと思います。夢や目標は持つことを強要するものではありませんので、その場合は身近なところから、「どんなプレーがしたいか?」とか、「どんなサッカーの技術を身につけたいか」など、イメージできるところから始めても良いと思います。仮に将来の夢がプロサッカー選手でなくても、サッカーやスポーツへの関わり方はそれこそ数え切れないほどありますし、正直何でもよいと思っています。
大切なことは、これをきっかけに自分の将来について想いを巡らしてみて、イメージして、それを紙に落とし込んでみることです。それで、いままでよりも少しだけでも自分の未来を頭の中に描いてみてほしいです。

【このコラムは2011年5月〜2014年3月まで埼玉スタジアムサッカースクール会員向けに発行していた月刊情報誌FORCEに掲載されたものです。】

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