2014年4月7日月曜日

西野 努コラム「 家事のすすめ」

[2011年8月号 FORCEより]

夏休みに入り、様々なイベントやキャンプ・合宿等に参加する子供も多いと思いますが、子供たちが家にいる時間も 長くなっているはずです。そんなとき、是非とも家事の手伝いを子供にやらせてみてください。(すでにさせている 家庭も多々あるとは思いますが。)

子供だからできないと決めつけず、子供だからと甘やかさず、家庭において一つもしくは それ以上の役割を与えてください。家事の手伝いをさせることはたくさんのメリットがあります。 一つは、そのことにより自分に課された責任ということを感じ、覚えることになります。自分の責任を果たさなければ、家族に迷惑がかかるということを実感出来ま す。社会においても、サッカーのチームにおいても、自分に課された、もしくは期待される役割というものがあり、そこには責任というものが生じ、それを果たすこと で社会もしくはチームに役立つことができます。また、役割を与えることでいろんなことを習慣とすることを体験できます。

勉強でも練習でも、お手伝いでも自然とこなせる習慣になったら身につけたも同然です。逆に習慣にならなければ、いつまでたっても身につけることが難しいまま です。家事を習慣づけることで、苦もなくこなせるようになれば、勉強やサッカーの練習にも同じことが通用することがわかるはずです。さらに、家事の手伝いは身 体のいろんな場所を使う体力仕事です。言い換えると、両手両足をうまく使わなければできないトレーニングです。風呂掃除、掃き掃除、庭の手入れ、布団干し、洗 濯物干し、洗濯物の取り入れ、洗濯物をたたむ等々。すべて、今の季節真剣にとりくめば、大汗をかく一仕事です。1日のうちに、30分でもこのような手伝いをこな し、毎日つづければ、結構な量のトレーニングとなります。最後に、子供たちへ家事を分担させることにより、親の時間が少しでもゆとりができます。

ちなみに、私は子供(小学生)の頃ずっと風呂掃除が自分の担当でした。また、高校受験時(中学3年生時)は、だれよりも家に早く帰るので、夕飯のお米を洗い炊飯 器をセットする役割と洗濯物の取り入れ・たたみが日課となっていました。(加えて、フジテレビで当時16時から放映していた“夕焼けにゃんにゃん”を観ることも!) それでもきちんと志望した高校へ合格しました。

最初、子供たちに家事を覚えさせるまでは親の根気が必要ですが、何度もおしえてやれば、驚くほどあっという間に覚えてくれるものです。 また、「まだ子供にはできない」と決めつけがちです。しかし、料理は別かもしれませんが、小学生にもなれば家事で出来ないことはそんなにないと思います。どん どんチャレンジさせてみてほしいと思います。子供を変えたければ、親が変わることです。人を変えようと思わずに自分が変わることがなによりも近道です。

また、家事をさせてみた感想などもお聞かせください。

【このコラムは2011年5月〜2014年3月 埼玉スタジアムサッカースクール会員向けに発行していた月刊情報誌FORCEに掲載されたものです。】

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