2014年4月7日月曜日

西野 努 コラム「 2013年 あけましておめでとう」

[2013年1月号 FORCEより]

2013年になりました。あけましておめでとうございます。
今年が埼玉スタジアムサッカースクールに関わるすべての人にとってすばらしい一年になりますように。また、積極的にすばらしい一年にしたいと思っております。
今年も一年、よろしくお願いします。

〜20周年のJリーグ〜

サッカー界にとっては、プロサッカーリーグ(Jリーグ)が開幕して、ちょうど20年となります。プロリーグとして、振り返ると歴史を積み重ねてきているのだと実感できます。ヨーロッパのプロリーグが100年以上の歴史があることに比べれば、また、80年近くの歴史がある日本のプロ野球にくらべてもまだまだだが、その発展のスピードとクオリティは世界に誇れるものになっていると思います。

〜ハードルが低くなっているプロの壁〜

Jクラブは日本に40あり、Jリーグを目指すクラブが日本全国にたくさんあるという現状では、チームの数だけサッカー選手がいるわけですから、プロサッカー選手になるということが、ただの夢ではなくなってきていると言えます。常々保護者会等でも話しているように、「サッカー選手になることは難しいことではない」ということは、本気で言っているし、実際にそうですが、“プロサッカー選手の定義がプレーすることによりお金をもらう”ということであれば、という前提があってのことです。年俸が200万円や300万円で果たしてプロサッカー選手と言えるかというと、私はNOです。
プロフェッショナルの定義は、
■ 他人にはできないプレー(パフォーマンス)
■ 他人には負けない日々の努力
■ 他者からの評価(年俸・人気等)
の3つだと思います。
サッカーを楽しむ子どもたちには、いわゆるプロサッカー選手ではなく、“真のプロフェッショナル”である、サッカー選手を目指してほしいと思います。好きなことに好きなだけ取り組み、プレーすることで人々を喜ばせ、そして社会からもきちんとプロとして評価される。こんな幸せなことはないと思います。本気で高いレベルを目指していただきたいです。 

〜腰骨立てよう〜

日本語の“腰”という漢字には、いろいろな活用がされ、いろいろな意味が込められています。
◇ 腰を据える
◇ 腰を折る
◇ 腰砕け
等々

身体の一部である“腰”は、文字通り身体の“要(かなめ)”だと言えます。香川選手や長友選手のドリブルしている姿からもわかるように、背骨が腰骨にしっかりと立った姿勢のままです。中田英寿元選手のドリブルもそうでした。
最近は“体幹”という言葉で表現されることが多いですし、体幹トレーニングというものが注目されています。もちろん、そういったトレーニングも重要なのは間違いないと思いますが、トレーニングは、練習場やスクール会場で実施するものと、日々心がけて実施するものとがあると思っています。
練習では指導者(コーチ)がいろいろなプログラムを組んでくれています。一方で、それ以外の自分の生活時間の中でいかにトレーニングするかも重要です。スクール開始当初から言っているように、日々の生活の中で少しでも多く歩いてほしいし、階段も上り下りしてほしいです。身体を使って家のお手伝いもしてほしいです。そして、腰骨を立てて生活してほしいと思います。
腰骨を立てると様々な良いことがあります。
◇ 視野が広がります。 
◇ 見た目に美しい姿勢となります。 
◇ 頭(脳)が活性化します。
◇ 食べ物がおいしく食べられます。 
◇ 足が速くなり、身体が強くなります。

これは、子どもだけでなく、大人にとっても同じ効果があります。
また、精神的な状況・状態が姿勢に自然に現れるように、姿勢を正せば気持ちも変わってきます。

☆ ☆ ☆
常々伝えていますが、心も身体も、そして技術もすべてが重要です。
そのなかで、腰骨を立てることを心がけることで、心も身体も元気になります。そして、技術の習得にもプラスに働きます。
食事するとき、座っているとき、立っているとき、是非とも子ども達に“腰骨を立てること”を口やかましいくらいに伝えていきたいと思いますし、保護者の方々からもこのことを習慣づけるように伝えていってもらいたいと思います。
そして、真のプロフェッショナルを目指してもらいたいです。

【このコラムは2011年5月〜2014年3月まで埼玉スタジアムサッカースクール会員向けに発行していた月刊情報誌FORCEに掲載されたものです。】

0 件のコメント:

コメントを投稿